四季の移り変わりと共に、衣替えをする文化を持つ日本。住居も夏はすだれを下げたり、ところによっては、今でも建具を夏仕様に入れ替えるお宅がありますね。
最近は季節を問わず、プチプライスでできるDIYなど模様変えの情報が、雑誌やネット上に溢れています。
お部屋の中もイメージを膨らませて、少し手を加えてみましょう。
居心地のよくなった空間。だけど、周りに比べて椅子の座面が汚れて傷んでいたり、くすんでいたりしませんか?
ありあわせのモノを座にのせて・・・なんて止めて、せっかくですから、貼替えにチャレンジしてみてください。
先日、FISBA社のベルベット生地で、お預かりした椅子の座面を張り替えてみました。
椅子は、A氏がニューヨーク在住中に手に入れた、お気に入りのアンティークチェア 4脚。
大切に扱っていても、月日の流れとともに、オフホワイトの座面は食べ物のシミができ、ミッドナイトブルーの生地は色があせてきていました。
そこで、ブルー系とダークブラウン系の生地を使い、2脚ずつ貼替えて、それぞれの生地の色に揃えたトリムを、グルリと廻してみました。
beforeの姿とafterの後姿は、画像がなくてご覧いただけないのが残念です。
今回の張替えの大まかな工程は
・トリムをはがす。
・生地を留めている針を1本ずつ目打ち、ペンチで外す。
・生地を型に沿ってカット。
・生地をタッカー(大きなホッチキスのような工具)で留める。
・トリムを生地と木部の境界に張回す。
使用生地は FISBA社、Mysteryの19 ink(ブルー系)、12 pinecone(ブラウン系)。
気分一新、お気に入りのチェアに座って、素敵な時間が過ごせますように・・・。
ソフィアでは生地のカット販売も承っています。ご希望の方はお気軽にお問合せください。