コラム「暮らしを彩る」


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vol.5 アウトドアランチ

ランチ いよいよ本格的なバケーションの季節が始まりました。この時期、雑誌には必ずといってよいほど、屋外で楽しむ衣食住の特集が組まれています。ページをめくるたびに、家族や友人たちと出かけるプランを思い描き、夢がふくらみます。
気軽な楽しみ方では、何の準備もせず、とりあえず乗り物に乗って目的地へ。

現地で新しい出会い、ハプニングを楽しんでしまうという方法があります。初めて目にする風景やその土地の味覚など、日常の生活では気づかないフレッシュな発見があることでしょう。そして、まとまった時間のとれる時、少し下準備をしてテーマのある遊び方をすると、とても印象深いものになるはずです。共通する趣味のグループで、高山植物を見たり、夜空の星を眺めることもすてきですが、 私からの提案は屋外でのランチタイムです。何も本格的な道具はいりません。シンプルな食べ物と飲み物があれば十分なのです。同じ感動を味わいながら、共に食べたり飲んだりすることで、心からリラックスできて、豊かなコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。

住まいと暮らしのDIYショップに行くと、テントやガステーブルなど驚くほどのアイテムがそろっています。アウトドアライフはもう特別なものではなくなっているのですね。もちろん食器類もいろいろな種類があります。アウトドア用のものを買うのではなく、普段、自宅で使っているシンプルな陶器の平皿を大小、人数分持っていくのがよいのではないでしょうか。海、山ともに風が吹くことが多いので、紙皿だと飛ばされてしまいます。手でしっかりと皿をかかえ、急いで食べるのでは落ち着きませんので…。

陶器の皿は確かに割れやすいものですが、クロスを間にはさんで、大判の布で包んでおけばそう壊れることはありません。その集いの趣旨にあわせ、小物のカラーを決めて使い分けると良いでしょう。屋外では楽しくなるアミュージングカラー、黄色、オレンジ色なども良いと思いますが、意外と映えるのはシンプルな色柄のもののようです。
六月初め、前もって何の準備もなくスタッフと共に広島市の植物公園にオールド゙ローズを見に行きました。そこでアウトドアランチを楽しんだ日を、バラの花の色とともに、何年かたって思い出すことでしょう。


SOPHIA代表取締役 中田 満美

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