コラム「暮らしを彩る」


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vol.15 家具のリフォーム

日差しも明るくなってきました。オフィス前の通りに並ぶブティックも、きれいな色にあふれ、見ているだけで心が弾んできます。
部屋の中では、いまも暖房器具に囲まれて暮らしていますが、何かワンポイント、春らしさを加えて室内を明るくリフレッシュしてみましょう。

買っては捨て、新しいものを購入する使い捨ての習慣から、愛着のあるものを長く大切に使っていこうとする傾向が生まれつつあります。きっと、自宅の家具の中にも、何点か、お気に入りがあることでしょう。

新築時に家具を買い替えるべきかと、相談を受けることがあリますが、家具のコンディションを見てから、答えることにしています。というのも、十数年経ていても全く問題ないものから、二、三年でだめになってしまうものまで、かなり差があるからです。これはある程度金額と比例します。

家具のリフォームで手がけやすいのは、いすの張り地替えでしょう。張り地の金額は手ごろなものから、輸入の高価なものまでさまざまですが、かける費用に対するリフォームの効果は大きいといえます。
あらかじめベースとなっているフレームやクッションの状態をよく見て、継続使用できるようなら張り地選びにかかります。いす張りの生地は、カーテンなどを作るファブリックのメーカーで、大概そろえているので、サンプルを見せてもらうのがよいでしょう。見本帳は、色や柄のグループに分けて構成されています。
ショールームに出かける前に、およそのイメージ、雑誌の切り抜きなど準備すると迷いにくいでしょう。できれば、張り地サンプルを分けてもらうことをお勧めします。自宅とショールームでは、照明の明るさ、光の質が違うので、仕上がりが微妙に変化して見えることがあるからです。
また、大柄のもの、ストライプなどは実際に張った雰囲気がわかるよう、デザインの似たいすにかけてみるなどして、その色柄の良さが生かせるか十分に検討することが必要です。

広島は家具の産地であることが幸いして、張り地だけでなく、内部の傷みも直してくれる業者がいる恵まれた環境です。
春らしく模様替えしてみてください。


SOPHIA代表取締役 中田 満美

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